狛犬のよだれかけって何を意味する物なのでしょうか?
神社の玄関口で赤いよだれかけを掛けている狛犬によく出会います。
狛犬のよだれかけ。
よだれかけは赤ちゃんがするモノ。
そう、子供の健康や安全を祈願してよだれかけが掛けられているのです。
医療技術の進歩によって現代では考えられませんが、一昔前には病気で亡くなる子供が後を絶ちませんでした。
子供を守りたい。
純粋な思いが狛犬のよだれかけには込められています。
さしずめ、こちらの亀は長寿を願ってのものなのでしょうか。
手水処にはよく龍の姿が見受けられます。
水を司る神であり、木造建築の神社仏閣を火難から守る意味合いもあるのでしょうね。
さすがに鶴の手水処はあまり見かけません(笑)
狛犬のよだれかけはなぜ赤いのでしょうか?
赤ちゃんの”赤”とも考えられますが(笑)、やはり魔除けに効果がある色ですからね。
大神神社の護符にも「赤御幣(あかごへい)」というのがあります。
玄関口に祀ることにより、災厄が家に入ってくるのを防ぎます。
三輪山伝説に出てくる「丹塗りの矢」も赤い色をした矢でしたよね。
狛犬のよだれかけには、子を思う親の深い愛情が込められています。

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