宇太水分神社の社紋は沢潟(おもだか)紋です。
沢潟とはオモダカ科の多年草で、沼・沢・池などに自生するクワイに似た水草で、夏に白い花を咲かせます。
沢潟紋。
沢潟(おもだか)は、漢字表記で「面高」と書くこともあります。
沢潟紋は日本十大紋の一つに数えられ、「面高」に通じるところから、面目が立つといったニュアンスが含まれ、家紋としての人気を不動のものにしました。
国宝の本殿。
古市場にある宇太水分神社に鎮まります。
葉の形が矢じりに似ていますね。
縁起のいい矢羽根模様をも連想させますが、矢じりから「勝ち草」につながり、面高紋の運の強さをさらに助長します。
宇太水分神社 二の鳥居。
古来から人々の生活に欠かせなかった水への信仰を柱とする神社。宇太水分神社が水と深い関係を持つ沢潟(面高)を社紋としているのも頷けますよね。
面高(おもだか)の由来には諸説ありますが、葉っぱの形が人の顔に似ているからとか、花より高い所に葉っぱが生えているからとか色々言われています。
大神神社の社紋は、杉にちなんだ「三ツ杉」です。
それぞれの神社に関係の深い草木が、正式な社紋として使われています。神社参拝の際に、社紋に注目してみるのも面白そうですね。
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