生駒谷を見下ろす山腹に円福寺というお寺があります。
行基の墓が眠る竹林寺を過ぎ、細い道を縫うように車で登って行くと、右手の高台に円福寺が見えて参ります。
円福寺。
鎌倉時代創建の本堂の前に、二基の宝篋印塔が並びます。
鎌倉時代の伝統を受け継ぐ和様建築の本堂。
本堂内には、ご本尊の阿弥陀三尊像と十一面観音立像が安置されています。
円福寺の蓮。
つぼみの状態の蓮って、とても綺麗ですよね。
2基の宝篋印塔(ほうきょういんとう)の間に、ちょこんと小さいな石仏が座っています(笑)
かわいらしい姿に思わずニンマリ(^-^)
生駒谷を悠然と見下ろす高台に位置する円福寺。
眼下に広がる風景も見所の一つとなっています。
円福寺の蓮の葉。
緩やかな勾配の本瓦葺の屋根が映えます。
重要文化財に指定されている円福寺の宝篋印塔。
高さはおよそ2.5mほど。
二基とも鎌倉時代のもので、南側の塔には四方四仏が刻まれ、北側の塔にはそれを一字で表した梵字(種子しゅじ)が刻まれています。
円福寺は長弓寺と同じく、宗派は真言律宗に属します。
公共交通機関でのアクセスは、近鉄生駒線一分駅下車徒歩20分となっています。
拝観料は志納で、駐車場(かなり狭い)も無料解放されています。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003