あの世との架け橋を思わせる極楽寺のロードコーン。
セーフティコーン、カラーコーンとも呼ばれる道路上の保安器具ですが、阿弥陀如来様をご本尊とする極楽寺らしいと申したらいいでしょうか、その色の組み合わせは黒と白でした。
紫雲山極楽寺のロードコーン。
お葬式の際に使われる ”鯨幕(くじらまく)” も黒と白ですよね。方角における東西南北の北の方向を黒、西を白に見立てます。太陽の動きで言えば、西に太陽が沈み、真北の午前12時は漆黒の闇に包まれます。
高松塚古墳の壁画に例えるなら、北に玄武、西に白虎が描かれています。
極楽寺の境内に咲く花。
極楽浄土にも綺麗な花が咲いているのでしょうか。
極楽寺境内に安置される仏頭。
西や北があれば、東や南もあります。死もあれば生もあります。青春時代があれば老年期もあります。生々流転、絶え間なく流れ続ける大河の中で私たちは生かされている。そんなことを黒と白のロードコーンを見ながら考えてしまいました(笑)
住宅街の中にある極楽寺の駐車場。
前向き駐車を案内する看板が掲げられています。

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