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本長谷寺と後長谷寺の歴史を拝観

西国第八番観音霊場の長谷寺。

長谷寺の創建には二段階のステップが踏まれています。

本長谷寺と後長谷寺

朱鳥(あかみどり)元年の686年に、国宝の銅板法華説相図(どうばんほっけせっそうず)が初瀬山の西の岡に安置されたのが長谷寺の始まりとされます。

本長谷寺

初瀬山西の岡に佇む本長谷寺。

弘法大師御影堂から五重塔へ向かう途中、右手に古びた感じの本長谷寺の建物が見えて参ります。銅板法華説相図は現在、奈良国立博物館に寄託保管されていますが、初瀬山の西の岡に誰が安置したのか気になるところですよね。

本長谷寺の奉納額

本長谷寺の奉納額。

大和国弘福寺(ぐふくじ)の僧であった道明上人(どうみょうしょうにん)が、天武天皇のために銅板法華説相図をこの場所に安置したと伝えられます。

弘福寺といえば、飛鳥の橘寺の前にある川原寺跡のことです。日本国家の礎を築いた天武天皇の御陵は飛鳥の地に眠ります。長谷寺創建にまつわる飛鳥とのつながりが改めて浮かび上がります。

長谷寺の草餅

長谷寺門前で草餅を購入致しました。

よもぎの美味しそうな香りが門前に立ち込め、購買意欲をそそります。

鹿サイダー

門前町で販売されていた鹿サイダー。

お店の方に伺うと、柿のエキスが入っているとのことでした。奈良は柿の産地でもあります。初夏の山の辺の道を散策中に、柿の花を見つけたことを思い出します。鹿は言うまでもなく、奈良公園の鹿ですよね。天然記念物にも指定されているあの神鹿です。

長谷寺五重塔

本長谷寺のすぐ傍らにそびえる五重塔。

本堂方向から望む五重塔は、古都奈良を代表する風景として知られますが、こうやって真下から見上げてみるのもいいものです。

長谷寺五重塔

納骨堂方面から五重塔を望みます。

初めて長谷寺を拝観した時、本長谷寺や五重塔を含めた長谷寺の西エリアを周り忘れたことを思い出します。東エリアの登廊と本堂だけで満足してしまい、そのまま拝観を終えてしまったのです。今思えば、勿体無いことを致しました(笑)長谷寺の境内は広いことを改めて確認しておきましょう。

長谷寺大観音特別拝観

本堂で催される長谷寺大観音特別拝観。

本長谷寺に対する後長谷寺の象徴でもあります。

像高10m18㎝の重要文化財・十一面観世音菩薩立像の御足に触れることができます。黒光りした長谷観音の御足は、数多くの参拝客が結縁のために触れてきた歴史を物語ります。

長谷寺本堂

長谷観音が安置される本堂。

聖武天皇の発願により、西国三十三カ所巡礼の創始者である徳道上人が神亀(じんき)4年の727年に、初瀬山東の岡に伽藍を造営し、十一面観世音菩薩像を祀りました。

いわゆる後長谷寺の始まりですね。

弘法大師御影堂

長谷寺の西エリアに佇む弘法大師御影堂。

本長谷寺の開創を道明上人、後長谷寺の開山を徳道上人として、お二人の徳を後々まで讃えるに至っています。二段構えの長谷寺の歴史に想いを馳せてみると、本長谷寺のシンボルである銅板法華説相図と後長谷寺の象徴である十一面観世音菩薩立像の重要性が改めて浮き彫りになったような気が致します。

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2013年06月07日 08:53に投稿されたエントリーのページです。

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