お釈迦様の誕生に至るまでの道のり。
その道程はとても神秘的なお話として伝えられています。
お釈迦様のお母さんは摩耶夫人です。
その摩耶夫人の右脇に入っていったと伝えられます。
入って行った? 誰が?
そう、他ならぬお釈迦様が聖なる生き物とされる「白象」に姿を変えて、摩耶夫人の体の中へ入っていかれたのです。
このことを入胎(にったい)と言います。
私たちは普通、妊娠することを受胎すると表現します。
文字通り解釈するならば、胎児を受けるわけですよね。受動的に赤ちゃんを授かることを意味します。
ところが、お釈迦様の場合は自ら母胎に入っていかれたのです。そう、能動的だったわけですね。
「入胎」の案内書き。
白い象になってお母さんの体の中へ入っていく・・・。
何ともメルヘンチックなお話です(笑)
薬師寺東塔脇の回廊には、お釈迦様の一生が絵で描かれています。
参拝前に是非学習しておきたいですね。
◇舎利とは お寿司のシャリにも関係しているんですよ!
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