紫陽花の名所・矢田寺に於いて渦紫陽花(うずあじさい)を見つけました。
花びらの縁が曲がって、渦を巻いているような形の珍しい品種です。
矢田寺に開花するウズアジサイ。
別名を「お多福紫陽花」とも言います。
手鞠あじさいの変種で、実は江戸時代から栽培されている品種なんだそうです。
紫陽花にも実に様々な種類があるんですね。
紅い色の覆輪が入っている清澄沢紫陽花(きよすみさわあじさい)なども印象的でしたが、形状のインパクトではやはりこの渦紫陽花(うずあじさい)が一番ですね。
矢田寺のあじさい。
矢田丘陵のある大和郡山市に位置する矢田寺は、奈良県屈指のあじさいの名所として知られます。
境内には数多くのお地蔵さんがいらっしゃいます。
お地蔵様の化身があじさいの花だと言われます。あじさいの丸い花の形が地蔵菩薩の持つ宝珠に例えられます。花の色が変化する様は、仏教の無常観にも通じます。
矢田寺に咲くうずあじさい。
渦紫陽花(うずあじさい)は病気にかかった紫陽花を改良した変異品種だと言われていますが、そんなことを感じさせない美しさですよね。
矢田寺へのアクセスは近鉄郡山駅からバスで20分。
入山料は大人400円。
うずあじさいをはじめとする様々な品種の紫陽花が楽しめる矢田寺。是非一度、この機会に矢田寺を参拝されてみてはいかがでしょうか。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003